日帰り手術
日帰り手術
子宮の入り口に出来る良性の腫瘍です。不正出血の原因となる場合や、増大する場合には切除をします。ほとんどの場合麻酔を必要とせず、短時間で終了します。切除したポリープは、組織検査を行い悪性腫瘍でないかの確認をします。術後の安静は必要なく、すぐに帰宅していただけますが、2~3日出血をすることがあります。止血剤や感染予防の抗生物質を投与することもあります。
バルトリン腺は膣の入り口部分にある分泌線で、潤滑液を出して性交を行いやすくする働きがあります。この排出口が閉塞すると、内部に粘液が貯留します(嚢胞)。時に感染を起こし、膿が貯留することがあり、不快感や疼痛や発熱が起こります(膿瘍)。嚢胞が小さく、症状がないものは無治療で経過を見ますが、痛みがある場合は抗生剤の治療や穿刺・切開・開窓術などの外科的な治療を行います。
手術は局部麻酔で行い、所要時間は約20分です。術後はすぐに帰宅可能です。術後約2週間、創部の処置のための通院が必要です。
残念ながら流産となってしまい、手術が必要と診断された場合、または人工妊娠中絶を希望される場合に行います。
人工妊娠中絶術は安全性を考慮し、当院で行える人工妊娠中絶は妊娠11週未満までです。また、合併症やリスクが高い手術の場合、安全性を考慮し総合病院をご紹介いたします。
手術を安全かつ容易に行うために(事前に子宮口の入り口を広げるため)、ダイラソフトという器具を子宮の入り口に挿入します。手術当日は、食事をとらずに来院していただきます。より安全な術中管理を行うために、血圧や心電図の監視モニターを装着し、静脈内へ点滴ルートを確保します。手術は静脈麻酔により充分に眠った状態で行い、5~10分間で終了します。
当院では静脈麻酔を使用した子宮に優しいMVA(手動式真空吸引法)にて手術を行います。次の妊娠に影響が少ないとされている方法です。同時に、超音波断層装置を併用してより完全な手術を心がけています。手術終了後は、麻酔からさめるまで、約1-2時間休んでいただきます。術後は、感染予防と、子宮のもどりをよくするための薬を処方します。
※原則として人工妊娠中絶手術には保険が適用されません。
外陰部にカリフラワー状に増殖する腫瘍です。局所麻酔下に、病変部分のみを切除します。術後はすぐに帰宅可能です。術後数日間の感染予防処置を要します。創部は、4~5日以内に治癒します。残存している場合は外用薬を用います。